FXのレバレッジの考え方

次にレバレッジの考え方を紹介しましょう。

口座資金を100万円とした場合、FX初心者であれば1回の取引の最大損失額は1万円(1%)となります。その1万円から逆算して、取引金額やレバレッジを決定します。

最大損失額を決めたあと、チャートポイントを見ながら取引参入レートと損切り水準を決定します。すると、自動的に損切り水準の幅(pips)が決まります。たとえば、取引参入レートから損切り水準までが50pipsとなった場合、最大損失額は1万円なので、ドル/円で1ドル=100円ちょうどで買った場合の損切り水準は、1ドル=99.50円です。

すると、取引金額は、1万円÷0.5円(50pips)で、2万ドル(200万円)となります。1回の取引証拠金を2万円に設定すると、レバレッジは100倍(200万円÷2万円=100倍)となる計算です。もしこのケースで、1回の取引証拠金を10万円に設定すれば、レバレッジは20倍です。

また、損切り水準までの幅を20pipsとすれば、取引金額は5万ドル、1回の取引証拠金を10万円に設定すれば、レバレッジは50倍となります。

このようにFXにおいて1回の取引の最適なポジションは、口座資金をベースに1回の取引時の最大損失額をまず決定し、事前に決めた損切り水準までの幅から逆算して求めるものです。レバレッジは何倍くらいがいいのかということより、1回の取引の最大損失額を口座資金の1~2%に抑えるコントロールが大事なのです。

またベースとなる口座資金にあるお金は、あくまでも余剰資金であることを心がけてください。元本保証のないFXは余剰資金で取引すべきであり、余剰資金の運用は分散投資が王道です。勝てない時の事を考えて、ひとつの商品にすべてを賭けるものではありません。

余剰資金はそれぞれの背景にある実生活にもとづくものですから、その金額は本人しかわかりません。言い換えれば、最適なポジションは個人差があるのです。余剰資金が1億円ある人と、500万円しかない人では、口座資金の金額にも違いがあるからです。