テクニカル:ファンダメンタルズ=4:6

 

 

初心者の方は誤解しがちですが、FXには「こうやれば勝てる」という絶対の方法があるわけではありません。何を主体にして取引するかそれぞれ違いますし、皆さんにとっても、ベストなやり方がそれぞれにあるでしょう。

その前提に立ったうえで、どう相場を判断して取引しているか、ご紹介していきましょう。

為替市場で取引するには、ごくおおざっぱに言うと2つのやり方があります。ひとつはテクニカル分析。もうひとつがファンダメンタルズ分析です。最近では、FX会社の情報サービスのひとつとして「売買シグナル」が流行っています。文字どおり「いまここで買ってください」「いまは売りましょう」とシグナルを教えてくれるものです。

こうした売買シグナルが根拠とするのは、完全にテクニカル分析です。単純なものであれば、「短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けしたら買いのシグナルを出す」といったように、チャートの値動きだけをもとにして、売買の判断を行っています。アメリカの景気は上向きそうか、住宅関連市場は底打ちしたかなど、人間の感情や判断は一切考慮せずに取引の判断を行うのです。

私自身が取引するときは、テクニカル分析のみに頼ることは行っていません。

 

 

では、何に頼るのか。FXでは儲けることが第一の目的ではありますが、それと同時に「考えること」も非常に大切ですし、それがFXの楽しみでもあります。そこで考えていただきたいのが、ファンダメンタルズ分析です。

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析とは表裏一体の関係にあります。為替レートが動くとき、そこには何らかの原因があって動きます。その原因を探るのがファンダメンタルズ分析にほかなりません。

おおよそテクニカル分析が4、ファンダメンタルズ分析が6くらいの割合で考えています。全力で取引を行うとき、それはテクニカルとファンダメンタルズが同じ方向を明確に示唆したときです。ファンダメンタルズを見ていると「ユーロが下がりそうだ」と判断できたとします。そのときにチャートも同様に下がる方向を示唆しているのであれば、自信を持ってユーロを売ることができます。

ところが、環境的には上がりそうな条件がそろっていても、上がっていかないときもあります。何かがおかしいのです。そんなときは無理して取引することはありません。

FX取引は、最終的には確率の問題となります。勝率10割ということはありません。でも、勝ちやすい条件の相場はあります。あえて難しい相場に手を出す必要はないのです。

いかに勝ちやすい相場を見つけるか。そのときにいかに大きく稼ぐか。そして利益を残していかに逃げ切るか。FXとはそのような勝負です。言い換えればFXとは「勝ち逃げの勝負」なのです。

いかに勝ちやすい相場を探すか、それはテクニカル分析だけでは見つかりませんし、ファンダメンタルズ分析だけでも見つかりません。両方を行って、分析結果が一致したとき、それが勝ちやすい相場なのです。