自動売買ツールのスタンダードは海外にあり

ここは、システムプロバイダーについて解説しましょう。

システムプロバイダーとは、ヘッジファンドマネージャーの一種です。ヘッジファンドとは、欧米を中心とした巨大な機関投資家のことを言います。彼らは、自分たちで集めた富裕者層のお金を、リスクを負いながら絶対収益を狙っていきます。

ヘッジファンドの運用法は、主にクオンツという高度な数学テクニックを駆使してシステムを構築し、機械的に売買する手法(モデルファンド)と、カリスマ的なファンドマネージャーが裁量トレードで売買する手法(マクロファンド)があります。

FXにおけるシステムプロバイダーは、為替取引に特化したヘッジファンドの中でも、システムを構築して機械的に売買を行うモデルファンドであり、同時にに売買シグナルを配信するサービスを提供しています。

ヘッジファンド自体が欧米で誕生し成長してきたこともあり、優良なシステムプロバイダーの多くは海外に拠点を持っています。一方、日本におけるヘッジファンドの歴史は浅く、世界的に注目され実際に集金力がある手法は「日本株のロング・ショート」、いわゆる日本株運用だけです。

 

 

為替においては、世界的に認められ(トラックレコードを主体とした審査基準に到達している)、かつ売買シグナルの配備サービスがあるシステムプロバイダーは、知っている限り日本に数社しかありません。つまり、システムプロバイダーを選択する場合は、基本的には海外に拠点があるプロバイダーであるペきです。

現在ヘッジファンド自体は、世界中でつねに1万以上あると推測されています。その中のFXにおけるシステムプロバイダーは、生き残りをかけて日々研究・開発を行っています。商品化したあとも、そのあとの為替相場の変動を導入しながら、少しずつモデルの最適化を行っています。

なぜなら、商品化する前の統計的に使用した過去の相場変動データとまったく動きの異なる相場となったら、その動きもモデルに反映させなければいけないからです。日々、世界中に新しいシステムプロバイダーがどんどん生まれる一方で、同じ数くらいのシステムプロバイダーが廃業に追い込まれているのが実情です。

自動売買ツールに搭載されるシステムプロバイダーの数およびそのモデルは、多いに越したことはありません。実績のある新進気鋭のシステムプロバイダーをできるだけ多く取り入れ、実績を上げられず顧客も離れて衰退・撤退していくものをばっさりと切れる運営スタイルの自動売買ツールがいいでしょう。