ヘッジファンドの動きを読む「シカゴ先物市場」

FXのプロが毎週注目している数字として、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)に上場しているIMM(国際通貨先物市場)のポジション推移というものがあります。いわゆるシカゴ先物市場と呼ばれているものです。

これは、シカゴ先物市場における、いわゆるヘッジファンドを主体とした投機筋の通貨取引のポジション推移を、1週間刻みで示したものを指します。毎週火曜日の取引終了後のポジション枚数がCFTC(米商品先物取引委員会)に報告され、その週の金曜日15時30分(ニューヨーク時問)に公表しているものです。

シカゴ先物市場参加者(シカゴ筋)だけで為替市場全体を動かしているわけではありませんが、世界中の市場参加者がシカゴ先物市場のポジション推移を注目する理由は、単にシカゴ筋の動向を読むだけではなく、これらの指標がマーケット全体の縮図を表していると推測されるためです。

FXのプロが日々行っている為替取引は、スポット取引と言われるキャッシュ取引が中心のマーケットです。債券・株式のように、キャッシュマーケットと同等、もしくはそれ以上のボリュームの先物市場があるわけではありません。

その中で、プロが個人投資家のようにレバレッジをかけて為替指数取引をする場合は、一般的に先物市場で取引することになります。世界中では、唯一シカゴ先物市場だけが為替取引の先物市場として確立し機能しているため、世界中から注目される市場および公表される数字となっています。

つまり、シカゴ先物市場のポジションの偏りは、マーケット全体、特にヘッジファンドマネージャーを主体とした投機的な取引をする「投機筋」のポジションの偏りをある程度表していると推測されています。たとえば相場が円高局面にある場合、グローバルに見て円がどれくらい買われているのかを先週の数値と比較したり、過去の数値と比較したりして、今後のポジション運営や相場予測に使用されるのです。

 

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