FXは「順張り」で攻めていくのが基本

FXでポジションを持つときの基本戦略は「順張り」です。順張りとは、一定期間・一定方向へと動く、いわゆる「トレンド」に乗って収益を上げていく考え方のことです。「トレンド・フォロー」とも言います。

一本調子のトレンド相場こそ・収益を上げやすい相場です。逆に、相場の方向とは反発して、為替レートが高くなれば売り、安くなれば買うという考え方が「逆張り」です。

為替相場は一方向に動いているように見えても、実はつねに上下動を繰り返しています。しかし、その値動きのうち約9割近くまでが、一定のレンジ内(ボックス圏)に収まります。よく「レンジ相場」という言葉を耳にするかと思いますが、それは、一定のサポートラインとレジスタンスラインを行き来するということです。これは、ポジションはふくらむとしぼみ、しぼむとふくらむという性質ゆえです。また、FXにはデイトレーダーや超短期トレーダーなど、ポジションの保有期間が短い人が市場の大勢を占めていることも意味しています。

一定期間ポジションがふくらんだあとは、オシレーター系テクニカル指標などが「買われすぎ、売られすぎ」のシグナルを出すために、買われすぎた水準では売り意欲が集まり、逆に売られすぎた水準では買い意欲が強まるので、ますますポジションがスクウェアになっていきます。

さらに為替市場の特徴として、世界中の参加者の大半がチャート借着のため、チャートポイントであるサポートラインの手前では買い注文が、レジスタンスラインの手前では売り注文が大量に並ぶ傾向が強く、なかなかチャートポイントを抜けることはできません。

それがサポートラインとレジスタンスラインの間でのレンジ相場になるゆえんです。逆にチャートポイントの外側には、大量の損切り注文が並んでいます。だからこそチャートポイントを抜けたときは、意外なほど大きく一方通行に動きます。

 

 

FXをレンジ相場で取引する場合、サポートラインとレジスタンスラインの間で相場の流れに順張りでついていくのが基本です。つまり、サポートラインの内側で買いポジションに切り替え、レジスタンスラインの内側で売りポジションに切り替えて相場の流れについていくのです。ただし、うまく流れに乗れなければ勝てないFXになってしまうので、レンジ相場は意外と難しい相場です。

レンジ相場を抜けたときこそ、チャンスです。トレンドが一本調子になりやすいからです。もしレンジ相場でやられたなら、すぐに損切りを実行し、ポジションを入れ替えて「順張り」で残りの相場を取りにいくといいでしょう。

FX取引で大事なことは、値動きについていくこと。ただし予測を間違えたら、損切りは確実に自動的に実行することです。

FXをするにあたって「順張り」か「逆張り」かの議論をあえて述べるならば、値動きには「順張り」、マーケットセンチメントには「逆張り」で向かうのがいいでしょう。「そろそろ高値に近づいた」と市場が高値警戒感を言い出したときには、まだまだ買える余地があり、「こんな底値で売れるか」と市場が言っているときには、あえて売ってみてもいいでしょう。

あえて「逆張り」で相場に入るときは、マーケットセンチメントが相場の高値圏で総強気・底値圏で総弱気になるまで待って逆張りするのです。たとえば、高値圏になっても「まだまだ上値トライだ」とみんなが言っているときには、そろそろ売りの準備です。