利食いは大きく攻める

利食い(収益確保)は損切りと違い、いかに大きく勝つかが重要です。予測が当たりトレンドに乗ったら、簡単に利食うのは避けるべきでしょう。ここは、取引量の上乗せで攻めることがポイントです。取引量の上乗せをし、さらに予測した方向に相場が動けば、ポジション量が多い分、自動的に収益も大きくなります。この取引手法をピラミッディングと言います。
例をあげて考えてみましょう。

 

AさんとBさんは、1ドル=90円で100万ドル買ったあと、予測どおり相場が上がり、1ドル=91円近辺のレジスタンスラインを抜けていきました。まだまだ上値が望めそうな雰囲気です。

Aさんは、その100万ドルを持ち続けることにしました。

Bさんは、1ドル=91円を抜けた瞬問に、さらに100万ドル買い注文を入れました。

その後、為替は1ドル=92円まで上がりました。

ここで、二人の評価益を見てみましょう。

Aさんの場合、最初の1取引のみでポジションキープしたわけですから、評価益は

100万ドル×(92円-90円)=200万円となります。

Bさんの場合、1ドル=91円でポジションの上乗せを行ったわけですから、評価益は
(l)100万ドル×(92円-90円)=200万円

(2)100万ドル×(92円-91円)=100万円
合計で300万円となり、Aさんの1.5倍の収益となるのです。
Aさんのように、予想どおりに為替が動いてもただ相場を目で追うだけで、最初のポジションだけをずっと引きずり、それをいつ利食うかを考えている方は多いでしょう。これでは勝てるときに大きく勝てるFXになりません。一気に2~3円大きく抜ける相場は、ほとんどないのです。だからこそ上乗せして、収益拡大に努めたいところです。

FXでは小さな取引量のまま、いたずらに利食いのポイントを引き延ばすのではなく、トレンドのチャートポイントを抜けたら、勇気を持ってポジション量を増大させ、攻めるのです。

実際、プロは収益の極大化を考えポジション量の上乗せをして取引します。個人投資家が、唯一ポジション量の上乗せをするときは、予測を間違えて逆方向にいったときの「なんぴん」による上乗せがほとんどのケースです。これは勝てないFXになってしまうので、絶対にお勧めできません。